学術研究助成報告集 第2集

学術研究助成報告集 第2集

A4判
定価700円+税
ISBN978-4-87552-946-0

弊会では平成13年度より、地理学および関連する分野の学術的調査・研究への助成を行っており、この書籍はその成果論文をまとめた「学術研究助成報告集」です。
平成24年度の第12回および25年度の第13回の成果論文の一部を冊子にまとめています。

発行(公財)国土地理協会 TEL 03-5210-2181

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申込書はこちらから印刷してご使用下さい。

学術研究助成報告集の刊行にあたって

公益財団法人国土地理協会は、地域社会の特性、伝統文化の表現である地理・地名・地図等について、調査研究を行うとともに、これらの情報・資料の提供を通じて、住民による地域文化の創造、振興への取組みを助長し、もって地域の振興に寄与することを目的として昭和26年4月に設立されました。

上記目的に基づき、本助成は、公益財団法人国土地理協会が平成13年度より、地理学および関連する分野の学術的調査・研究に対して実施しているもので、平成27年度の第15回までで、応募総数798件中、110件の調査・研究に助成金を交付することができました。これもひとえに関係各位のお力添えのおかげと心より感謝申し上げます。

この助成事業が13年目を迎えた平成25年に、第10回および第11回の研究成果の一部を「学術研究助成報告集」の第1集として刊行いたしました。そして、15年目を迎えた本年、第12回および第13回の研究成果の一部を第2集として刊行いたします。

助成対象となる調査・研究は、1. 地理学および関連する分野の学術的調査・研究、2. 地図・地名に関する学術的調査・研究、3. 上記1・2に関連した東日本大震災からの復興に関連する調査・研究または自然環境の維持・保全・向上を通じての農林水産業への寄与に関する調査・研究としております。

助成の対象となる方は、大学院博士課程を修了し、もしくは同等以上の能力と研究経験を有し、大学その他の教育機関や研究機関・博物館・図書館等に在職(または在学)して調査・研究に従事している、個人または研究グループとしております。なお、これらの機関で常勤の職に就いている方に限って、助成を申請する代表者となることができます(大学院 在学の場合は、指導教官等)。助成金額は、いずれの分野も、1件につき100万円を限度とする申請額としており、審査は専門性の高い知識を有する先生方にお願いしています。

審査基準として、すでに軌道にのり継続的に行われている研究よりも、新たな視点に立つ意欲的な研究を優先し、また、研究資金面で比較的優位な地位にある方よりも、研究ポテンシャルが高い割には研究資金に恵まれない研究者を優先しております。また、前述しましたように、東日本大震災からの復興に関連する調査・研究についても考慮して審査を行っております

本報告集は、平成24年度の第12回および25年度の第13回の成果論文をとりまとめております。第14回以降の成果論文につきましても、継続して書籍化していく予定としております。

本助成は非常に意義深いものとして、今後とも関係各位のご叱責を賜りつつ、より充実した内容のものとして参りたいと存じます。

本書を幅広く活用していただくとともに、これにより地理学に関する一般の知識・関心がさらに高まることを期待するものです。

学術研究助成 審査委員(平成25年度)
荒井良雄 東京大学大学院総合文化研究科 教授
宮内崇裕 千葉大学大学院理学研究科 教授
友澤和夫 広島大学大学院文学研究科 教授
辻村真貴 筑波大学大学院生命環境科学研究科 教授
秋本弘章 獨協大学経済学部経営学科 教授

学術研究助成報告集 目次

地震規模予測にむけた断層変位量分布と活断層区分に関する研究~北上低地帯を例にして~
………研究代表者 楮原 京子(山口大学教育学部)
長期間の事例解析に基づく豪雨災害・土砂災害モニタリングシステムの運用と防災情報への活用
………研究代表者 齋藤 仁(関東学院大学経済学部)
視覚障害者むけ電子書籍版ハザードマップに関する研究
………研究代表者 宇田川 真之(公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター)
西アフリカ・サヘル帯における砂漠化問題と在来知識にもとづいた新しい砂漠化防止対策の検討
………研究代表者 大山 修一(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
地震時の地殻変動情報に基づく地盤沈下・海面上昇に起因する海岸侵食量予測技術の向上
………研究代表者 小花和 宏之(千葉大学環境リモートセンシング研究センター)
東北塩害農地における除塩事業の事前・事後評価と塩移動の長期モニタリング
………研究代表者 寺崎 寛章(福井大学大学院工学研究科)
「弥生の小海退」 の海水準低下レベルの測定
………研究代表者 田邉 晋(産業技術総合研究所)
ネパールにおけるチベット難民の生業適応に関する文化地理学的研究
………研究代表者 横山 智(名古屋大学環境学研究科)
空中写真判読による中部山岳の越年性雪渓の分布と動態
………研究代表者 朝日 克彦(信州大学山岳科学研究所)
アナトリア高原中部における後期完新世の考古環境マッピング~大規模災害リスク評価に向けて~
………研究代表者 早川 裕弌(東京大学空間情報科学研究センター)
郊外住宅地における空き家発生の実態とその対策に関する基礎的研究
………研究代表者 久保 倫子(岐阜大学教育学部)
山形県置賜地方における中山間地の土地利用の変遷に関する歴史地理学的研究
………研究代表者 岩鼻 道明(山形大学農学部)
東アフリカ・山岳地帯農村における森林環境管理の動態
………研究代表者 黒崎 龍悟(福岡教育大学教育学部)
戦後那覇の都市化と地名の生成に関する地理学的研究
………研究代表者 加藤 政洋(立命館大学文学部)
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